今日は「私って暇やなあ〜」シリーズです。

「ル・パルク」の上演時間がお値段のわりにはやっぱり短いなーという感覚が拭えなかったところ、ちらと来シーズンのパリ・オぺスケジュールに上演予定時間の記載がありましたので、ちょっと比較してみました。

上演時期順です。
Hommage a Jerome Robbins
ジェローム・ロビンスへのオマージュ
ロビンス"En sol"
バンジャマン・ミルピエ"Triade"(新作)
ロビンス"In the Night"
ロビンス"The Concert"
*2時間20分(休憩2回)->1h40

Jose Martinez Les Enfants du paradis
マルティネズ「天上桟敷の人々」
*2時間15分(休憩1回)->1h55

Rudolf Noureev Raymonda
ヌレエフ「ライモンダ」
*3時間15分(休憩2回)->2h35

Hommage a Maurice Bejart
モーリス・ベジャールへのオマージュ
"Serait-ce la mort ?"これが死か
"L'Oiseau de feu"火の鳥
"Le Sacre du printemps"春の祭典
*1時間45分(休憩1回)->1h25

Serge Lifar/Roland Petit/Maurice Bejart
Lifar"Suite en blanc"白の組曲
Petit"L'Arlesienne"アルルの女
Bejart"Bolero"ボレロ
*2時間5分(休憩1回)->1h45

Angelin Preljocaj Le Parc
プレルジョカージュ「ル・パルク」
*1時間40分

John Neumeier Troisieme Symphonie de Gustav Mahler
ノイマイヤー「マーラー交響曲第3番」
*1時間50分

John Cranko Oneguine
クランコ「オネーギン」
*2時間10分(休憩2回)->1h30

Emanuel Gat/Nacho Duato/Angelin Preljocaj
Gat"Hark !"(新作)
Duato"White Darkness"
Preljocaj"MC14/22 “ceci est mon corps”"
*2時間10分(休憩1回)->1h50

Roland Petit Proust ou les intermittences du c?ur
プティ「プルースト」
*1時間55分(休憩1回)->1h35

Frederick Ashton La Fille mal gardee
アシュトン「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」
*2時間(休憩1回)->1h40

休憩1回=20分として換算してみました。
実上演時間最長:ヌレエフ「ライモンダ」*2時間35分
最短:ベジャール・プロ*1時間25分

ジョゼの新作はかなりしっかりと創るようですね。
全幕ものとミックス・プロも一律換算なので比較としてはかなり無理があるのはご容赦を。
こうみてみると、パリ・オペのレパートリーは上演時間短いなー。
プティパものは上演時間の割りに踊っている時間は短そう。対して、現代ものは上演時間中ずーっと踊りっぱなしなので、運動量は変わらんのだろうか???

tags : パリ・オペラ座 バレエ

 
ノイマイヤーの「椿姫」についてちょっと特集してみます。
第1回目はマルグリットとアルマンによるパ・ド・ドゥ。
「椿姫」にはマルグリットとアルマンの美しいパ・ド・ドゥが各幕で踊られるのは、みなさんご存知のとおり。特に第3幕の通称"黒のパ・ド・ドゥ"は最近ガラでよく踊られますね。使用曲は全てショパン。まるでこの作品に誂えられたかのように感じられる構成です。
百聞は一見に如かず、ということで、ウェブ上に出回っているめぼしい動画を少し集めてみました。ご存知のものも多いでしょう。微妙なものばかりですので、お早めにどうぞ〜。

こちら→http://jp.youtube.com/mabeballet

ちなみに初演者のハイデによる映像も市販されています。これは映画仕立てで、実際の舞台とは少し印象が異なります。

第1幕 鏡(青)のパ・ド・ドゥ
場面:マルグリッドの部屋、中央に大きな姿鏡、その下手に長椅子
アルマンがマルグリットに愛を告白する
マルグリッドの出立ち:観劇帰りの紺(ハイデはガーネット)のドレス、赤の椿を胸に。
使用曲:ピアノ協奏曲第2番op.21-第2楽章
映像:
ハイデ&リスカ | エルヴェのアルマンは強いて言えば、このリスカのアルマンに近いかなあ。
フェリ&ボッレ | ボッレの雰囲気は甘いですね〜。真正面から見るとこの鏡が効果的です。

第2幕 白のパ・ド・ドゥ
場面:公爵の別荘、中央にテーブルとラタンのガーデンチェアが2客
2人が束の間の幸せに酔いしれる
マルグリッドの出立ち:白のふわふわのドレスで髪は下ろして。
使用曲:ピアノソナタ3番op.58 -第3楽章ラルゴ
映像:
オーレリ&マニュエル | 幸せ満開。照明が明るくて陰影が無いー。
フェリ&ボッレ | 全幕の照明はこんな感じ。
イザベル&マチュー | マチューのアルマンは砂糖菓子のように甘〜いのです。(忘れてたので追加)

第3幕 黒のパ・ド・ドゥ
場面:アルマンの部屋、上手張り出し舞台でアルマンがまどろんでいる
マルグリットがアルマンの仕打ちに対してやめて欲しいと訴え・・・
マルグリッドの出立ち:黒一色、マント?(パリオペでは重量感ある毛皮!)とベールを纏って登場。パリオペ衣装は胸に白の椿付き。
使用曲:バラード第1番op.23
映像:
モニク&マニュエル | かなり見難い映像ですが、マニュエルの役作りの違いがわかります。
オーレリ&マニュエル | オーレリらしい抑えた表現。2人とも調子イマイチなのが残念。
アッツオーニ&リアブコ | ノイマイヤー・ダンサーのお2人。シルヴィアの崩れ髪まで見事です。
フェリ&ボッレ | フェリの本領極まれり。
カン&ラドメイカー | ドラマティック作品はお得意のシュツットガルトの2人。乱れても様になる振付。
シルヴィ&ニコラ | 独特の解釈か。演奏のテンポが遅いです(他のものより再生時間が長いでしょ?)

それにしても、基本同じ振りとは思えない多様な役作りが可能な作品ですね。
連続して観てみると、
1幕・アルマンがひれ伏す、
2幕・マルグリットがひれ伏す、
3幕・2人とも頭をもたげる、
と見事につながっているんですよねー。

私個人としては鏡→白→黒の順で好きです。
乱暴な言い方ですが、黒のPDDは誰が踊ってもいいんです(ノイマイヤーが許可を出しているダンサーのハズだし)。あとの二つはひれ伏す方の表現次第かなあと。
お好みのPDD、ペアはありましたでしょうか?
もっと別に・・・?

基本情報
* ノイマイヤー「椿姫」については→ハンブルク・バレエのサイトが詳しいです。
* Chopin, Frédéric François [1810-1849] →Wikipediaから検索開始。
* 作品名の表記で主なものは次のとおり。
(日) 椿姫
(仏) La Dame aux camélias
(独) Die Kameliendame
(英) The Lady of the Camellias

次回があるようにネタを考えますー。お楽しみにー。

tags : バレエ

 
パリ・オペ関係ではないけれど、こんなところに
ジリアン・マーフィーのインタビュー
http://doraku.asahi.com/hito/interview/html/080425.html
http://doraku.asahi.com/hito/interview/html/list.html ここからFlash版の方が写真は多いかな。

tags : バレエ

 
かつてのボリショイ・バレエを代表するバレリーナであり、ユーリ・グリゴロヴィッチの愛妻でもあった、ナタリア・ベスメルトノワが19日死去したとのこと。享年66歳。ご冥福をお祈りします。
毎日jp http://mainichi.jp/select/person/news/20080220k0000m060137000c.html

私が観た彼女の舞台はただ一度。1988年ボリショイ・バレエ日本公演での「ライモンダ」。当時かなりのベテランであったのですがまぎれもなく"姫"でした。
以下、手元に残る配役表より、表記は当時のまま抜粋。

ボリショイ・バレエ「ライモンダ」全3幕
配役表
(1988年)10月3日:大阪/フェスティバルホール

〔第1幕〕
シビル・ド・ドリス伯爵夫人:エレーナ・ボブローワ
ライモンダ(伯爵夫人の姪):ナターリャ・ベスメールトノワ
アンドレイ二世(ハンガリー国王):ワシーリー・スモリツォフ
騎士ジャン・ド・ブリエン(ライモンダの婚約者):ユーリー・ヴァシュチェンコ
アブダ・ラーマン(サラセンの騎士):ゲジミナス・タランダ
クレマンス(ライモンダの友だち):アッラ・ハニアシアヴィリ=アルチューシキナ
アンリエット(ライモンダの友だち):マイヤ・ブィローワ
ベルナール(吟遊詩人):アレクセイ・ファジェーチェフ
ベランジェ(吟遊詩人):ユーリー・ポーソホフ
白い貴婦人(ドリス家の守護者):イリーナ・ドミトリエワ
執事:アレクセイ・ロパレービッチ

〔ライモンダ夢の場・第1幕第2場〕
第1ヴァリアシオン:インナ・ペトローワ
第2ヴァリアシオン:ニーナ・スペランスカヤ
6人のソリスト:アレクサンドラ・ペスチェンスカヤ/エリナ・パーリシナ/エリカ・ルージナ/エリヴィラ・ドロズドーワ/ガリーナ・プリトヴォーロワ/オリガ・スヴォーロワ

〔第2幕〕
サラセンの踊り:マリーナ・ヌジカ ミハイル・シャルコフ
スペインの踊り:イルザ・リエパ スヴェトラーナ・イワノーワ

〔第3幕〕
ハンガリーの踊り:マリヤ・ズブコワ アレクサンドル・ヴァルーエフ
マズルカ:イルザ・リエパ ユーリー・ヴェトロフ
ヴァリアシオン:マリーナ・コトワ

指揮:ワシーリー・シナイスキー
管弦楽:京都市交響楽団

上演時間予定:第1幕=約55分(休憩約20分)第2幕=約40分(休憩約20分)第3幕=約40分


見直してみると、おー、この人観てたんだー、と感慨深いです。
圧巻はアブダ・ラーマンを踊ったタランダ。一生忘れません。

ちょうど20年前のこの1988年来日公演の招聘はジャパン・アーツ。
1988年9月13日の横浜公演を皮切りに15都市・18会場にてグリゴローヴィッチ版「ジゼル」「白鳥の湖」「ライモンダ」と「ゴールデン・ガラ」を上演。10月14日大宮にて千秋楽、全32公演を行いました。(当時のパンフレットによる)

tags : バレエ ボリショイ・バレエ

 
モーリス・ベジャール氏が22日、スイス・ローザンヌで亡くなりました。80歳。
ご冥福をお祈りいたします。

Maurice Béjart モーリス・ベジャール
1927年1月1日フランス・マルセイユ生、2007年11月22日スイス・ローザンヌ没
ベジャール・バレエ・ローザンヌ
http://www.bejart.ch/

追記
メディア、縁のあったカンパニーのサイトでベジャール氏の訃報が伝えられてます。ざっと挙げておきます。
Le Monde
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3382,36-981258@51-981261,0.html
LeFigaro
http://www.lefigaro.fr/culture/2007/11/22/03004-20071122ARTFIG00377-maurice-bejart-est-mort.php
Libération
http://www.liberation.fr/multimedia/galeries/culture/
TF1
http://tf1.lci.fr/infos/people/0,,3629230,00-maurice-bejart-vie-consacree-danse-.html
http://tf1.lci.fr/infos/people/0,,3629238,00-etait-ami-pas-seulement-choregraphe-.html
France 2
http://jt.france2.fr/13h/index-fr.php?jt=0&start=71
http://jt.france2.fr/20h/index-fr.php?jt=0&start=800
France 3
http://jt.france3.fr/1213/index-fr.php?jt=0&start=73
http://jt.france3.fr/1920/index-fr.php?jt=0&start=68

パリ・オペラ座バレエ
http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=403
NBS
http://www.nbs.or.jp/news/news20071123.html
ベルリン国立バレエ
http://www.staatsballett-berlin.de/detail.php?id_page=15624&id=1&id_language=1&bereich=none&active=
ニュース検索結果
http://news.google.co.jp/nwshp?oe=UTF-8&hl=ja&tab=wn&ncl=1106671542
http://news.google.com/news?hl=fr&ned=fr&q=Maurice+B%C3%A9jart&ie=UTF-8&sa=N&start=0

tags : バレエ

 

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